大成功を収めた17春闘官民共同行動
-延べ1191人が参加、配布ビラ7,800枚
17春闘は、安倍暴走政治がいっそう露わになる中で、これとしっかり対峙しつつ、都民要求・国民要求もしっかり正面に据えて、➀国公労働者を含むすべての労働者の賃金引上げ、②公務の拡充と国家公務員の定数削減、➂人間らしく働ける労働時間の縮減、④非正規労働者の労働条件の抜本的改善等々の要求を掲げて、闘ってきました。そしてその闘いは2009年の春闘以来の「17春闘官民共同行動実行委員会」を軸に官民共同の立場で闘ってきました。
17春闘官民共同行動は2月10日の前夜祭を皮切りに始動しました。この前夜祭では官民共同の意義が改めて確認し合い、「都民、国民要求も正面に据え、官民が連帯・共同して闘い、双方の要求が前進できるよう、共に闘う」という決意を固め合うことができました。その後以下の行動を展開し大成功を納めることができました。
➀2月18日の築地移転反対宣伝では79名が参加し、マイク宣伝と共に1,000枚のビラを配布し、豊洲への移転を都が断念するよう大いに、アピールしました。宣伝行動後は官民共同行動実行委員会が緊急に呼びかけ、地元商店の有志(場外市場で店舗を構えるおかみさんの会)や消費者団体、学者、仲卸組合等と連帯して550人を超えるデモを組織することができました。
➁2月24日の官民共同行動、第一弾総行動では、08:00からの築地での宣伝を皮切りに、銀座4丁目交差点(争議支援)と西新橋1丁目交差点(内部留保を吐き出せ、時給1,000円以上全国一律最賃制度の確立、公務員賃金引上げ、長時間労働・労働法制改悪反対)、以上の3か所でビラを配布し、マイク宣伝も行いました。築地では50人で1,000枚、銀座では55人で1,800枚、西新橋1丁目55人では1,700枚、合計160人の参加で4,000枚のビラを配布しました。
その日の午後は厚労省要請(20人参加で争議の話し合い解決指導、残業時間の縮減のための法規制と労働法制改悪反対、最賃)と都庁要請(20人の参加で築地の豊洲移転反対)を実施しました。
➂3月29日の官民共同、第二弾総行動では、17春闘官民共同行動 第二弾総行動に延べ356人が参加しました。
ⅰ)08:30~IBM本社前行動(ロックアウト解雇撤回・51人参加・300枚配布)
ⅱ)10:30~西新1丁目交差点にて宣伝(55人でビラ4種、2,000枚配布-公務拡充/最賃/残業規制/解雇争議勝利等)
ⅲ)12:30霞ヶ関・虎ノ門デモ(171人参加)
ⅳ)人事院-公務員賃金/退職金/霞ヶ関残業規制/非常勤職員の処遇改善等-・金融庁要請-昭和ゴム問題/ファンド規制等-(36人参加)
ⅴ)昭和HD本社前行動(43人参加)
ⅵ)⇒日本IBM要請(代表6人)
以上の官民共同行動では、3波の行動で、延べ1191人が参加し、配布したビラだけでも7,800枚という規模で実行することができました。
総括的まとめ
➀都民要求や国民要求をも正面に据えた「国民春闘」という点では、大いにその力を発揮しました。
➁参加規模は官211名、民980名、配布ビラ7,800枚過去最高の規模となった。単組単産の地域での共同行動としては、都内最大級となりました。
➂目に見え、音の聞こえる17春闘への役割を積極的に果すことができました。
④公務の拡充、国家公務員賃金引上げ、定員の拡充という点で民間の労働者の積極的支援、官の側も、IBM、JAL等への争議支援、最賃や労働法制の課題を積極的にに闘いました。
⑤官と民の信頼関係が新たな段階へと高まりました。
